福祉交通の現状
令和6年度の区内の移動サービスの総供給量に占める割合は、福祉車両を中心とした個別輸送が13.5%、福祉有償運送が15.7%、福祉タクシー券を利用した輸送が70.8%となっている。供給量の約7割が福祉タクシー券の利用を占めており、残り約3割を個別輸送と福祉有償運送が担っている。
移動サービス供給量(R6年度)
種別 | 輸送の種類 | 供給量(件) |
総供給量に占める割合 |
備 考 |
(参考) |
福 祉 車 両 を 中 心 と し た 個 別 輸 送 |
①福祉ハイヤー | 96 | 0.1% | R6年度、外出支援相談センターにおいて実施した「移動サービス供給量調査結果」より。 |
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②患者等輸送限定 |
11,682 | 7.0% |
R6年度 |
R5年度 |
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③患者等輸送限定 |
10,596 | 6.4% | R6年度、外出支援相談センターにおいて実施した「移動サービス供給量調査結果」より。 |
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小 計 | 22,374 | 13.5% |
R5年 |
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福 祉 有 償 運 送 |
④福祉有償運送 (地域型) |
21,277 |
12.8% |
※R6年度 団体分 (一部セダン車を含む)の実績 |
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福祉有償運送 (施設型) |
4,901 | 2.9% | ※R6年度 団体分 (一部セダン車を含む)の実績 |
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小 計 | 26,178 |
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福 祉 タ ク シ | 券 に よ る 輸 送 サ | ビ ス |
⑤法4条・一般乗用 一般タクシー | 117,665 |
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※福祉タクシー券利用状況から1回2,000円と想定して推計(R6年度) |
R5年度 117,435 70.1% R4年度 124,380 71.0% |
総供給量 | 166,217 |
R5年度 |
「移動サービス年間利用の推計」
移動困難者1人あたりの移動サービス年間利用回数は、移動サービス供給量を移動困難者数で除すと約4.6回となる。1回の外出には、通常、往復の利用が必要であるため、サービスを利用しての外出は年間2~3回と推測できる。
移動困難者数は年々増加しているが、サービス供給量が減となっている。移動困難者の外出機会を増やすために、民間タクシー事業者や介護事業者等とあわせ、福祉有償運送によるサービス供給をさらに充実させることが求められている。
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移動困難者(人) 「B」 | 利用回数 「A」÷「B」 | |
令和6年度 | 166,217 | 36,484 | 4.6 |
令和5年度 | 167,514 | 35,701 | 4.7 |
令和4年度 | 175,140 | 35,148 | 5.0 |